リケジョ、双子の母になるってよ

長男と双子姉妹の三児の母としてワーママしてます。双子妹はC型食道閉鎖症、椎体異常を持って生まれてきました。

個人病院と総合病院の違いは?妊婦健診だけでもこんなに違った

長男は個人病院で出産しました。

現在、双子を妊娠中ですがハイリスク妊娠のため総合病院での管理となっています。

 

個人病院と総合病院は妊婦健診も大違いでした。

まだ双子は出産に至っていないので妊婦健診の面だけですが、違いを書いていきたいと思います。

 

長男の時は初めての妊娠で、赤ちゃんができたことはとてもとても嬉しかったのですが、一方でどうしても怖くて仕方がなかったのが出産。

 

子どもは欲しいけど、産むのが怖い。生理痛もひどく、不謹慎ながら死にたいと思うぐらい辛いのに陣痛に耐えられる気がしなかったのです。

 

無痛分娩できる病院を選択…が。

どうしても普通分娩で、という勇気が持てなかったので通院圏内で無痛分娩できる病院を探しました。

 

一番近くの総合病院では無痛分娩は24時間対応ではなく、9時〜17時までの間しか対応しないと書いてあり、17時過ぎたら麻酔を切られるという口コミを見ました。

 

お産は夜中になることも多いと聞くし、時間も自分で選べないから、無痛のつもりだったのにもし対応できない時間だったらめちゃくちゃ辛い!と思い、別の病院を探しました。

 

結局、自宅からバスで30分ほどの個人病院では24時間無痛分娩対応、麻酔科があり専門医の先生がいるとのことだったのでその病院に決めました。

 

でもこの病院、この辺りでも有名なセレブ病院だったのです。

 

全室花柄の個室にマッサージ付き、お祝いディナーありのセレブ病院

 

ホームページをみてまず思ったのが

「ラグジュアリーな病院ですなぁ…」です。

 

壁には天使、照明はシャンデリア風、全部屋個室で花の名前がつき、壁紙は花柄。出産後にはマッサージサービス付き、食事は院内のパン工房で焼いたパンの他、和食、洋食のシェフのみならずおやつをつくるパティシエまでいるとか。

 

費用はバカ高いというほどでもなかったのですが、なんとも優雅な空間に見え、

 

うわー、なんか自分には似合わない…

 

と率直な感想を持ったものの、結局は24時間対応の無痛分娩の魅力が強すぎてこの病院での出産を決めたのでした。

 

セレブ病院の妊婦健診の様子は?

週数によって検査が入ることもありましたが、12週以降ぐらいから腹部エコーになり、後期に入るまでは大体こんな流れでした。

 

  1. 受付
  2. 体重、血圧を測って出力された紙を受付に提出
  3. トイレで採尿
  4. ひたすら待つ
  5. エコー用の部屋に呼ばれる
  6. 技師さんがエコーを取ってくれる(毎回USBに録画)、写真も数枚
  7. ひたすら待つ
  8. 診察室に呼ばれる
  9. 先生とお話
  10. 会計待ち
  11. 会計

 

印象的だったのは待ち時間。

10時の予約でも終わるのは大体12時近くだった気がします。

12時になっても院内にいると、工房で焼いたパンの試食を配ってくれました。

1つのパンを3〜4切れに切ったものですが、地味に嬉しかった…。

 

対して総合病院の妊婦健診は?

双子のハイリスク妊娠のため、妊娠初期から大きな総合病院でお世話になっています。

 

こちらの第一印象としては

「よくわからないけど、安心感がすごい」

 

お世話になっているのは総合周産期母子医療センターなので、ほかの病院で何かあると救急車で運ばれてくるような産婦人科の親玉みたいなところです。

 

NICUをはじめとして赤ちゃんと母親のための設備が整い、ハイリスクを専門とした先生がたくさんいます。

 

そんな場所での妊婦健診の流れは…

 

  1. 自動受付機で受付
  2. 採尿、体重、血圧測定後、体重と血圧は自分で母子手帳に記入
  3. 呼ばれるまで待つ
  4. 診察室に呼ばれたらサラサラっと問診
  5. そのままお医者さんがエコーを確認(USBへの記録などはなし、写真は数枚くれる)
  6. 先生とお話
  7. 会計

 

私は双子なので毎回エコーがありますが、単胎だと12週すぎると次のエコーは20週だとか!

 

検診の流れが書いてある説明の紙もらった時びっくりしました。

エコーって毎回するもんじゃないのね。

 

繰り返しますが私は双子のハイリスク妊娠で、胎児の成長差を慎重に確認する必要があるため毎回エコーで見てくれていますが、双子じゃなかったらエコーも見れなかったのかと思うとかなり寂しかったと思います。

 

妊婦健診は赤ちゃんが元気に生きているかどうかと姿を見ることだけを楽しみにしているのに!!

 

確かに海外とかだとそんなに何度もみないとか、超音波も胎児にはあまり良くないとか色々聞きますが、やっぱ見れるなら見たい…。

 

でも総合病院での妊婦健診は全然待ちません!9時で予約して、9時半ごろにはお会計のとこにいるくらいの感じなので、サクサク終わるのがいいです。

 

費用感はどう違う?

私は単胎と双胎なので単純に比較はできないですし、まだ出産を終えていないので最終的にはわからないですが、やっぱり個人病院の方が全体としては費用がかかるかなと思います。

 

個人病院の時も今の総合病院も費用が上がるとお知らせが貼ってあったのでちょいちょい費用は変わるようですが、出産費用だけで10万から15万程度の差があったと思います。

妊婦健診はどちらも補助券使っても1000円から2000円はかかるかな…?でも総合病院でエコーがなければ補助券からあまり出ないぐらいだと思います。

 

どっちがオススメ?

もうこれは好みじゃないかと思います。私としてはどっちもオススメです。

 

一人目の時はトラブルがほとんどなかったので、多少費用がかかってもゆったりした空間でマタニティを楽しむことができ、出産後も怒涛の自宅育児が始まるまでのせめて短い期間だけでも安らげるマッサージや美味しい食事、他の人に気を使わずに済む個室はありがたかったです。

妊婦健診でも赤ちゃんの様子を丁寧に教えてくれたり、3Dの写真がデフォルトで2回撮ってもらえたりと思い出に手厚いなという印象です。

 

反面、初めての赤ちゃんのお世話、初めての授乳など慣れないことばかりの中で母子同室で個室にいると困ってもナースコールで呼ばないといけないので、私には孤独を感じることもありましたし、みんなずっと個室にいるので同じタイミングで出産したママ達ともほとんど接点はありませんでした。

 

このデメリットを差し引いたとしても私としては個人病院で出産してよかったなと思っています。これは産まれた子どもにとってというよりも、私にとって嬉しい病院だったということが大きいです。

 

対して総合病院ではまだ全てを見たわけではないですが、ハイリスクな双子と言うことで最優先で安全をとりたい状況です。

 

多少自分の快適さには欠けたり、長期の管理入院など上の子には申し訳ないこともあるけれども、今は子ども達ができる限り安全に元気に産まれてほしい。

そのために選んだ病院なので、この病院でダメならもう仕方なかったんだと思える病院です。

そういう意味では無事に双子が産まれてくれさえすれば私は満足で、他の病院にしとけば良かったという後悔は無いと思います。

 

以上、個人病院と総合病院の妊婦健診の違いでした!

どっちがいいかなーと迷っている方の参考になれば幸いです。