リケジョ、双子の母になるってよ

長男と双子姉妹の三児の母としてワーママしてます。双子妹はC型食道閉鎖症、椎体異常を持って生まれてきました。

双子のうち姉だけ退院 妹の病院はどうする?

別々の病院のNICUに入院していた双子。姉は呼吸が安定したので3週間ほどで退院となりました。

 

姉の病院も妹の病院もどちらも2歳以上の兄弟は予防接種をちゃんと受けていて、医師の診察を受ければNICUへの入室ができてきょうだい面会が許されていました。

 

が、きょうだい面会は2歳以上なのです。つい最近までNICUにいた赤ちゃんでも、一度出てしまうともうNICUには入れなくなるそうで、姉が退院しても妹の入院する病院のNICUには入れないと聞いて、

 

正直「え?どうしろと?」と思いました。

 

我が家は近くに親族はおらず、まだ産まれたて、しかもNICUから出たての赤ちゃんを見てもらえる人はいません。

夫は仕事。

姉が退院してきたら、妹の病院には来れなくなるのです。

 

この頃の妹はもう少しずつ母乳を飲み始め、直母の練習中でした。完母のつもりではなかったけど、ただでさえ1500gほどで産まれ、すぐ手術した妹。免疫が高いと言われる初乳は私と同じ病院にいた姉にあげてしまったこと、姉の病院には毎日行って、妹の病院には何日かに1回しか来ないことなど、同じ双子なのに扱いに差が出てしまったことで妹にはかなり負い目がありました。

 

また妹はお世話に気を使うことも多く、ただでさえ初めて我が子が複数になり、体の負担も大きいので、私自身に余裕がなく、このまま姉にばかり慣れると妹を可愛く思えない、極端なことを言えば育児放棄のようなことにならないかとても不安でした。いつも「この子を可愛がれるだろうか?」と不安に感じていたからか、この頃の写真の私は妹を抱っこしながらとても不安そうな顔をしています。

 

そんな状況で姉が退院することは嬉しいものの、新しい生活リズムを作らなくてはいけないことの方が不安でした。

 

妹の病院から、遠くからこの病院に通う子の家族が泊まれる施設があり、そこできょうだいの預かりもできて、赤ちゃんでも大丈夫だと教えてもらいましたが、当時は車もなくバスで通っていたので、冬の感染症が多い中、新生児をバスで1時間近く移動させて挙句預けるというのは抵抗がありました。

 

 

結局、家から車で5分、10分ほどのところに助産院があって新生児から預かりができるということだったので、1回8000円程と高額でしたが助産院なので安心料だと思ってそこにお願いすることにしました。

ここは後に産後ケアでもお世話になり、皆さん良い方でほんとに癒されました。ありがたい。

 

助産院への往復はタクシーと割り切り、預けた後はバスで病院に向かいました。

 

こうして平日は週2回ほど妹の病院に通い、土日のどちらかは家族全員で行って、父母交代で妹のベットサイドへ、残った方はお兄ちゃんも姉を病院のキッズスペースで見守るというリズムで妹の退院まで頑張りました。