リケジョ、双子の母になるってよ

長男と双子姉妹の三児の母としてワーママしてます。双子妹はC型食道閉鎖症、椎体異常を持って生まれてきました。

双子の種類 MDツインとは?そのリスクや産める病院について

私が双子を妊娠しているとわかったのは7週の時でした。

内診で双子だと言われた後、診察室でのお話で一番最初に説明を受けたのが

双子の種類についてでした。

 

今日はその時に聞いた話と、種類によってどんな違いがあるのかを

書いていきたいと思います。

 

双子には種類がある。どんな違いがあり、どんなリスクがあるのか?

 先生から説明を受けたとき、

「双子には種類があって、胎盤が1個か2個か、部屋が分かれているかいないかで

区別します。」と言われました。

 

その時言われたことと、その後自分で調べたことも合わせるとこんな感じ。

 

まずは胎盤が1個で部屋が1個の赤ちゃんが2セットあるタイプ。

胎盤も個々に持っていて、部屋も分かれているため一番低リスク。

DD双胎と呼ばれ、全双子のうち75%程度の双子がこのタイプ。

1卵性か2卵性かはわからない。(どっちもありうる)

トラブルがなければ通常のお産と同じく、出産まで通院での検診が可能。

 

次に2人の赤ちゃんで胎盤を共有し、部屋も1つだけど、

膜で2人が別々に覆われているタイプ。

MD双胎と呼ばれ、双子全体の24%程度で少し珍しい。

胎盤を2人で共有しているため、胎盤の血流の差などによって発生する

双胎間輸血症候群(TTTS)が最大のリスク。

 

最後は胎盤を2人で共有、部屋も共有していて膜もなく、

2人が完全にルームシェアしているタイプ。

MM双胎と呼ばれ、双子全体の1%程度と言われているのでかなり珍しい。

MD双胎と同じTTTSのリスクの他、へその緒が絡まるなどのリスクもあるため、

かなり慎重な管理が必要。

 

説明を聞きながら、前にマンガで読んだコウノドリの中でサクラが言った

「僕らは一卵性、二卵性で双子の赤ちゃんを区別しませんから」

というセリフを読んで

 

ほー…そういうもんなんだぁ…

 

と思ったのを思い出しました。

確かに最初にお世話になった近所の病院の先生の他にも

転院後、何人かの先生に診てもらいましたが

みんな1卵性か2卵性かということは一言も触れませんでした。

 

DD双胎とMD双胎ではどんな違いがある?

私は双子だとわかった日に

「双子は総合病院での管理になるので転院が必要です。

あなたの双子は胎盤が1つということはわかっているので、DDではないことは確実。

でも膜で分かれているかどうかは週数が早いのでまだわかりません。

でももし膜が1つだった場合、受け入れてもらえる病院は1つしかないです。」

と言われました。

 

この時点ではまだMD双胎やMM双胎のリスクの大きさや

受け入れの病院の少なさを知らなかったので、

すでに1人だと思っていた時に分娩の総合病院を予約していたし

「もう病院は決まっているから…」とあまり深く考えていませんでした。

(私の住む横浜市は分娩できる病院が少なく、総合病院は6,7週で分娩予約が埋まります)

 

まさかの受け入れお断り?

膜の有無を確認する「膜性診断」は次の検診で行うことになり、

日常を送っていたところ、平日の昼間にお世話になった病院から電話が。

 

「分娩予約をしていた〇〇病院に確認したのですが、

あなたのタイプの双子ちゃんは受け入れができないと言われてしまったので、

病院の相談のためにもう一度病院に来ていただけますか?」

 

と言われ、かなりびっくりしました。

自宅付近では紹介状がないと受け入れしてもらえない大きな病院だったので

あの病院で受け入れられないってどういうこと?

そんなにリスクが高い双子ということなの?

疑問はたくさん湧いてきましたが

とにかく翌日に病院に行って相談することになりました。

 

その日は自宅で横浜市の総合病院を調べ、もし選択肢があるなら

希望したい病院を調べておきました。

 

横浜市内での受け入れは2つの病院のみ

病院で膜性診断をしてみると、私はMD双胎ということが分かりました。

比較的低リスクなDD双胎であれば今予約していた総合病院でも

受け入れができたようですが、MD双胎であれば横浜市内では2つしか

病院は選べないと思うよと言われました。

 

提示された病院は下記の2つでした。

・市民病院

・市大センター病院

 

片方が私が希望したいと思っていた病院だったので

すぐさまそちらが希望だと伝え、転院先の病院が無事に決まりました。

 

こんなタイミングで受け入れ可能なのか?

この時確か9週ぐらいだったと思うのですが、

希望した病院は普通の分娩予約はとっくに締め切り済みだったので

「ほんとに受け入れてもらえるの…?」と不安でした。

 

先生にその不安を伝えると

「こういうハイリスクなお産のための枠が別にあるから大丈夫。

そのためにこちらの病院からもちゃんと連絡しておきますから

行ったけど産めないということはないです。安心してくださいね」

と言って頂けました。

 

双子ということも想定していなかったので、

そのリスクや伴う弊害?も全くわからず、

この時はググりまくっていたような気がします。

 

また、MD双胎ではTTTSのリスクも高いため

私がお世話になる病院では原則管理入院になり、

上の子もいる中で心配なこともたくさんありますが

まずはお腹に来てくれた双子が無事に生まれてきてくれることを願って

準備をしたいと思います。